梅雨が長かったおかげで、いつの間にか日が落ちるのが早くなっています。 今年は花火を待つ間の、夏の宵にありがちな切なさを味わうこともできません。 特別な治療薬も無かった平安時代の疫病流行の時も、いづれは収束に向かったことを考えると、やはり過度な人の往来や人どうしの密な交流は避けた方が良いのでしょう。 『瀬をはやみ・・・』の崇徳院の和歌は私が最も好きな御歌(院の境遇を慮るとより一層)であります。