そう言えば、以前谷汲線の車内で７５０形の正面窓が粘着テープで止められているところを見ました。当時は「何故？」 と思っていましたが、冬場のみの措置だったのですね。隙間風の対策でしょうか？
　６０６号は貫通扉があるのに、周りは運転 機器でいっぱいですよね。連結幌などもありませんし、仮に新たに幌の工事をしても運転機器があるため２両貫通は出来ませんよね 。何故貫通扉の車両を製造することになったのでしょうか？２両固定編成など計画があったのでしょうか？

　耐火Ａ−Ａ基準（地下鉄直通用の規格）をクリアするためです。
日本の鉄道は地下鉄線（地下線ではない）用の場合 、必ず貫通扉が必要です。

　もっともこの６００型自体の地下鉄線運行を想定していたのでなく、製作時
に車体基準の グレードを上げていただけの話です。
とにかく、狭い車体にあちこち何でも詰め込んだ見本みたいな電車ですしね。

　 そう言えば、方向幕の窓も一度も使わなかったなぁ。

　こうやまさん、質問にお答えくださってありがとうございます。
　その時代の車両を見ると、７０００系や７５００ 系を除き全て貫通幌が装備できるような車体になっていますね。貫通扉を設け、オールクロスシートにブック式方向版、さらには側 窓も若干ですが連続窓を意識した雰囲気で、「美濃町線用パノラマカー」のようですね（＾＾）。
　方向幕は６０６号車のみ綺 麗でしたよね。他の車両は幕が古くなっていたのでしょうか？それとも幕自体取り付けられていなかったのでしょうか？当時から気 になっていましたが、綺麗な幕が装備されていた６０６号車も白帯の復元と共に趣きが変わりましたね。